小学生の勉強法

絶対学力 NO.15 ⑧ 「自学自習」 【やってはいけない家庭学習ワースト10】

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TOCイメージ思考問題の原本「どんぐり倶楽部」の主催者・糸山 泰造先生の著書「絶対学力」を掲載していきます。

       【やってはいけない家庭学習ワースト10】

 

      ⑧「自学自習」

            ・・・自学自習の甘い罠

自学自習とは、誰もが目指す究極の学習方法です。究極の学習方法ですから、簡単にできるわけがありません。少なくとも、小・中学生にできる方法ではではありません。多くの場合は、親が子供に手間をかけたくないので、自分で勉強しなさいと言っているだけにすぎません。

本来の自学自習とは、専門的な研究活動ができる施設・頭脳・方法を持った人だけができる方法なのです。 にもかかわらず、「詳しい解答解説があればひとりでも勉強できる。一人で勉強することが自学自習だ。」と思っている保護者が大勢います。しかしこれは大間違いなのです。

参考書を読んで分かる子は、学習内容が既に分かっている子、あるいは、読解力・思考力が優れている子です。参考書の多くは、分からないと言っている子供と同じレベルの言葉では書かれてはいないのです。そんな参考書をいくら読んでも子どもがわからないのは当たり前です。解説が詳しいので自学自習ができるというテキストの謳い文句に乗せられてはいけません。

子供の言葉のレベルはひとりひとり違います。ということは、子どもが読んで分かるテキストは一人一人違っていなければならないはずです。ところが現実にはそんなテキストはありません。

また、効果的な学習方法も知らない子供に、自学自習は無理であり危険です。好きな科目だけやって終わりにしたり、分かっていないのに答え合わせだけをする子供になってしまいます。

自学自習は小1~中3の9年間を通して初めて獲得できる勉強方法なのです。

つまり、9年間かけて効果的な学習方法を学び、読解力・理解力・思考力を付けて、初めてできるのが自学自習なのです。

▽改善方法 

     ・・・分かるようになるまで添削ノート(直しノート)を先生に提出し、

       自分だけの参考書を作りあげる。

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絶対学力 NO.14 ⑦ 「放任学習」 【やってはいけない家庭学習ワースト10】

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       【やってはいけない家庭学習ワースト10】

 

      ⑦「放任学習」

            ・・・最終的な責任は保護者にある

 

学校にお任せ・塾にお任せ・参考書におまかせではいけません。大切なのは、子供が何をしているかではなくて、どのようにしているかです。

そのためには、どのように学習しているかがわかる仕組みを学習の中に組み込む必要があります。その最も効果的な方法は添削ノートです。(TOCで使うワークブックの添削・イメージ問題ノート・直しノートなどのていねいな添削例をご覧下さい。これらが、ここでいう添削ノートです。一斉授業クラスではできません。名ばかりの個別指導教室では、ここまでしていません。どうぞお比べください。分かる方にははっきりとちがいが分かると思います。そして、毎回の授業シートでの個別報告をご覧下さい。しっかりと利用していただきいと思います。高畑)

添削されたノートを見れば子供の理解度・教師の力量・進み具合など全てのことが明確に分かります。

逆に、こういったものがなければ、保護者が子供の学習状況を正しく判断することは難しいでしょう。

テストで分かることはごく一部分です。普段の学習の内容(理解度)がわかるような手法が必要なのです。

 

▽改善方法 

     ・・・添削ノートを作る。

       

絶対学力 NO.13 ⑥ 「点数学習」 【やってはいけない家庭学習ワースト10】

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       【やってはいけない家庭学習ワースト10】

 

      ⑥「点数学習」

            ・・・10点も90点もやることは同じ

 

正しい学習をしていると、自然に点数が気にならなくなります。

点数主義が悪いということではありませんが、欠点が多いのです。

大切なのはテスト結果の捉え方・利用の仕方です。

適切な後処理をすれば、何点であろうと点数が気にならなくなる上に、学習意欲が湧くものです。

最も効果的な学習は「自分の分かっていないところを見つけて、理解できるまで先生に質問する」ことです。

点数で一喜一憂するのは、文字通りナンセンスと言えます。

 

▽改善方法 

     ・・・分からないところを分かるまでノートで質問する。

       質問できなくても記録して残して置く。

 

 

絶対学力 NO.12 ⑤-2 「宿題学習」 【やってはいけない家庭学習ワースト10】

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       【やってはいけない家庭学習ワースト10】

 前回に引き続き    「宿題学習」についての後半を掲載します。

      ⑤「宿題学習」

                ・・・良い宿題・悪い宿題

 

☆「3点セット」の場合

●漢字の書き取り

漢字の書き取りがキッカケで国語嫌いになる子供が大勢いるので要注意です。また、漢字の場合は、「書き」を覚えることよりも「読み」を覚える方が格段に簡単で力が付くもので、文部科学省も「読み」を優先させるよう奨励しています。指導要領には、漢字の「読み」は習っている学年で読めること、「書き」は一つ上の学年で書けることと明記されています。従って、小学校を卒業する時点では、小6の漢字はかけなくてもいいのです。

しかし、ほとんどの学校では「読み」と「書き」を同時に覚えさせています。宿題が子供中心ではなくドリル中心になっているからです。指導要領では習っていない漢字もルビをふって使っていいことになっているのですから、小4までに全学年の漢字を読めるように指導してもいいのです。卒業までの2年間に何度も目にしていたら、自然に書けるようになります。わたしの教室では、ひとつの短い物語の中に1学年分の漢字が全て出ている漢字読本というものを使っています。 (ただ短いだけに「教科書の音読」での注意点がここでもあてはまります。「読み」を意識して使わないと、やはり、何も考えずに読み飛ばす習慣がつく可能性があります。高畑)

漢字の字形は、全てのマスの左横に手本の漢字が書いてある漢字練習帳で覚えさせています。上に書いてある漢字を見ながらでは、字は上達しないものです。習字を思い出してください。お手本は横に置いてあったはずです。

 ▽改善方法 

         ・・・まず読めるようにする。

            漢字練習帳を工夫する。

 

●計算ドリル

お粗末3点セットの中でも特にひどい宿題は「計算ドリルの問題を書き写させて答えを記入」させる宿題です。なるべく担任の先生の指導法を尊重したいのですが、それにも限度があります。たとえば「3×□=27」という式をそのまま写して、□の中に答えを記入して○付けするという宿題で、遅い子は1時間くらいかかってしまいます。「書き写すと内容をよく理解する」と思っている先生が出す宿題ですが、これは典型的な思い違いです。

書くことにはかなりの力と時間を要求されます。内容を理解しなが書くということはまず子供たちにはできません。それよりも「書くのが苦痛になる」「書くことで時間がかかりすぎる」「時間がかかるので反応が遅くなる」等の悪い影響が数多くあげられます。

 ▽改善方法 

          ・・・書き写さないで、計算の練習をする。

             文章問題で「考える力」をつける。

●もうひとつの宿題 ・ 作文

作文が苦手な子は多いものです。なぜでしょうか。

よく考えて見ると、原稿用紙に文字を書く方法は教わっても、作文の書き方は教わっていません。それなのに宿題で作文が出る。これでは誰でも嫌になって当然だと思います。実は作文というのは自分の言葉が一言あれば書けるようになるものなのです。(TOCでは、「論理力をつける」と「作文・論文入試に対して」の授業を行っています。高畑)

 ▽改善方法 

          ・・・一行メモを活用する。

             感情を言葉にする練習をする。

 

 

絶対学力 NO.11 ⑤-1 「宿題学習」 【やってはいけない家庭学習ワースト10】

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【やってはいけない家庭学習ワースト10】

     

      ⑤「宿題学習」

                ・・・良い宿題・悪い宿題

 

宿題は大切です。が、宿題には良い宿題と悪い宿題があります。そして、できる子もできない子も勉強嫌いになるキッカケのNO.1は宿題にあります。

本来宿題とは、理解度や習熟度に合わせて一人一人違う内容であるべきものなのですが、現状は「お粗末3点セット」と呼ばれる「教科書の音読・漢字の書き取り・計算ドリル」が主流となっています。これでは、大切にしたい宿題も大切にはできません。もしも、自分の子供の宿題が「お粗末3点セット」中心となっているようならば、少し工夫する必要があります。

宿題は使い方次第で、毒にも薬にもなります。やればいいというものではないのです。自分の子供に合っていないと思われるときには、先生に個別に相談してみましょう。宿題がない場合は家庭の宿題という形で与えてみるのもいいのではないでしょうか。

▽改善方法 

        ・・・悪い宿題は変えてもらう。

☆「3点セット」の場合

●教科書の音読

一見良さそうですが、回数によります。同じ文ばかり読まされていると、何も考えずに読み飛ばす習慣が付いていくことを考えておかなければいけません。

確かに暗唱できるほど読み込むことは、発音の練習と語感の訓練には適していますが、思考を深めるという点においては有効ではありません。また、目にする文章の量が極端に少ないにもかかわらず、スラスラと発音できてしまうので「読める」と勘違いしてしまうという欠点もあります。

▽改善方法 

        ・・・教科書が読めるようになったら、教科書の代わりに絵本や小説を読んで1回分とする。

学校図書を利用すると、図書室もうまく使えるようになります。

●漢字の書き取り

●計算ドリル

については次回掲載します。

 

 

 

絶対学力 NO.10 ④ 「圧縮(まとめ)学習」 【やってはいけない家庭学習ワースト10】

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【やってはいけない家庭学習ワースト10】

     

   ④「圧縮(まとめ)学習」

          ・・・高学年で対応できない悪い習慣を作る

一定量の問題を消化すればいいと思っている人がいますが、これも大間違いです。確かに小学校低学年の問題は1週間分を1日で(人によっては1ヶ月分を1日)で消化することも可能です。しかし、それは内容が簡単でも絶対にやってはいけません。圧縮(まとめ)学習はすぐに限界になるからです。

小学校低学年では「考える力」と高学年でも通じる「正しい家庭学習の習慣」を身につけなければなりません。

この「正しい家庭学習の習慣」の一つに、毎日学習することがあるのです。1日でできる量でも、7日あるいは5日に分けて学習することが大切なのです。なぜなら、低学年で週に1日しか勉強しない習慣がついてしまうと、高学年で勉強する日数を増やすことは難しいからです。簡単な学習内容でも毎日できない子が難しい学習内容を毎日できるわけがありません。

逆に、低学年の時から週に5日勉強をする習慣を持っている子は、時間を少し長くするだけで高学年の学習量に対応した家庭学習が可能になります。

習慣をつけるには3年はかかると思ってください。3年後に必要な学習習慣を低学年のうちから付け始めるのです。3年後の子供の姿を想像すれば、今すべきことは自然に分かってくるはずです。

▽改善方法 

  少ない量でいいから、毎日ていねいに学習する。

 

絶対学力 NO.9 ③ 「垂れ流し学習」・・・【やってはいけない家庭学習ワースト10】

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【やってはいけない家庭学習ワースト10】

 ③「垂れ流し学習」

      ・・・ 苦労が報われない、形だけの学習

やっている割には思うような成果が出ないという声をよく耳にしますが、原因のほとんどは「垂れ流し学習」にあります。

「1.問題集をする

 2.答え合わせをする

3.復習する」で終わってしまっていて、

「4.記録しておく」がないのです。

効果的な学習の基本は間違った問題だけを記録しておき、3ヶ月~1年後に再度復習して理解が定着しているかどうかを確認することです。

この理解の定着を実力と呼ぶのです。間違った問題をすぐにやり直して理解したと思い込み、復習する機会をなくしていては実力の伸びはありません。

よく「うちの子は復習までしているのにどうして成績が上がらないのだろう?」と質問されますが、理解は徐々にやってくるのです。その場で分かったように見えても、3ヶ月後・1年後にも確かめる必要があるのです。

S君の例を見てみましょう。

S君は学校でのテストプリントを全部ファイルしているとても几帳面な子でした。でも中学での成績は中の上です。

ある時、そのファイルを見せてもらって驚きました。間違いが一つもないのです。話を聞いてみると、見直しをする時に間違いを消しゴムで消して正解を記入し、マルをつけていたのです。これでは自分の弱点は残りません。再度問題を解いてもらい、弱点の洗い直しをしなくてはなりませんでした。

このような例はS君だけではなく、成績が上がらない多くの子供たちに共通している点です。何もやっていなければ成績が上がらないのは当然ですが、間違った方法(効果的でない方法)で学習していても、やはり成績は上がりません。学習には正しいやり方があるのです。

▽改善方法  

間違った問題だけを全て貼り付けた添削ノートを作る。

    分からん帳 

         ( → TOCの直しノートと同じ)