中学生の勉強法

音読の効果  中学・高校生の勉強法

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音読の効果

勉強が得意な人ほど、音読の効果を知っています。といっても、むやみやたらに声を出すわけではありません。覚えたいものをつぶやいたり、理解しにくいものを読み上げてみたりする程度でも十分効果があります。

見て、書いて、声に出して読んで、聞き、味わえば?まさに五感を使っての勉強です。特に英語長文や古文・漢文の読解。社会や理科でも高い効果があります。けれど、ただ声に出せばいいというものではありません。

英語なら、文法に基づいて理解しながら、丁寧に、声に出して読む。まず正確さがあって、その次に速さが生まれてくる。繰り返していく過程で、速さが身に付いてきます。

今春歯科医師国家試験に合格して、阪大を卒業した先輩の緒方先生から特に以下のコメントがあります。

『僕は、英語、特に長文読解問題に苦手意識を持っていたので、参考書を毎日30分程度音読していました。

方法ですが、僕の場合、「速読英熟語」の長文を

  • 英文は見ず、付録のCDでネイティブの音声を2・3回聴く
  • ② 次に、英文を見ながら、CDの音声を聴き、本文を目で追う
  • ③ その後はCDは使わず、できるだけネイティブの発音を真似しながら、5~10回程度英文を大きな声で音読する。

これらのことを約30分かけて毎日やっていました。

 

注意することとして、単にダラダラ音読してもあまり効果がないので、CDの音声を注意して聴き、抑揚や本文のどこで区切れを入れているかをとにかく真似するようにしました。

また英文を読みながら、同時にその部分の意味を頭の中で追っていくことも、とても意識しました。

 

以上の事をほぼ毎日繰り返した結果、英文を読む速度がとても向上しました。また英文を読んで、英語の語順のまま意味を理解する力も良く身についたと思います。さらに、毎日英語に触れることで英語に対する苦手意識はなくなり英語のリズムも体で覚えることができました。

良かったら参考にしてみてください。』

 

(高畑)・使っていた本を見せてもらいましたが、50題あった長文すべてに、上記の①~③のサイクルを1回ごと、正の字にマークを続け、1題平均20回、最大で27回繰り返した長文がありました。すごいですね。継続こそ力です。

じゃあ、また。

                                             

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中学生の勉強法  ②その結果・「社会(・理科の2分野)の勉強法」

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その結果・「社会(・理科2分野)の勉強法」

春休み前に掲載した社会(・理科2分野)の勉強法ですが、春休み明けの新学期課題実力テストで実際やってみました。港島中学校の中3生の春期講習最終日、社会・理科の特別対策です。

暗記特訓として、春休み中に学校から出された課題約12ページづつの解説と暗記方法の説明・実施に各科目1時間半です。通常は学校課題などは質問を聞くだけで、対策などはしません。このブログで公開したので、今回は特別です。TOCは、一番難しい「考える力」をつけることを重視する教室ですから。何度も書きますが、暗記だけの勉強は考える力を奪います。両刃の剣です。使い方を誤ると大変です。

社会は順調に進みました。ただ今回の理科は2分野だけでなく、みんなが苦手としていた1分野の電気の範囲が多く、さらに化合での質量計算や2分野でも湿度・飽和水蒸気量等の計算が多かったので、ここは特別に解説に力をいれ、計算が多い範囲の解法の説明をし、記憶の仕方も伝授しました。

結果

社会は、課題を出された社会の先生が春休みで転任され、新しく着任された先生が出された、課題とは全く異なるテスト内容だったという残念な環境変化が起こり、劇的な結果とまではいきませんでした。まあ、これが所詮、暗記勝負の限界です。暗記した範囲でしか効果は出ません。これからはその範囲を広げていくわけです。ただ、今までのテスト結果とは異なり、課題の範囲はしっかりと自信を深め、得点も上昇していました。初めて学年平均を全員上回る結果となりました。

しかし理科は、劇的な結果が出ました。M1君が99点(学年1位)、S君が96点、M2君91点、M3君90点、新しく入会した生徒は70点台でしたが、なんと5人中4人が90点台で学年10位内に4人が入りました。学年平均は59点。前回までは、全員70点台以下の生徒たちです。というわけで、理科・社会ではアッという間にこういうことが起こるのです。暗記恐るべし。しかし、やり方を間違えると、別の意味で恐るべし、ですね。

中3生は特に受験期を迎え、TOCではこれから暗記にも力を入れていきます。

ちなみに、M1君は英語で89点(学年1位)、S君は数学で94点(学年1位)で、それぞれ学年トップとなっていることを付け加えておきます。TOCは暗記だけではありません。念のため(笑)。

 

みんな、がんばろうな。幸せになろうな。じゃあ、また。

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中学生の勉強シリーズ (中学英単語の覚え方・増補)

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  • 中学生の勉強シリーズ

 中学1年の英単語の覚え方

 
中学1年ではまだ英語独特の感覚に慣れていません。英単語を覚えるコツが身に付いていないので覚えるのに苦労するはずです。

英単語は「みるだけ」ではきちんと覚えられないことに注意してください。
中学1年では「手で書く」ことで英単語を覚えるのが正しい方法です。
簡単なスペル(綴り)は10回、難しいスペルの場合は20回は書きましょう。
後は、何度も復習します。

ここで注意すべきなのは、英単語を書いているうちに間違ったスペルを書き続けている生徒が非常に多いことです。間違ったスペルで覚えると意味がないと言うよりむしろ害になりますので注意してください。
 
書きながら覚える方法を数ヶ月続けていく間に、英単語のスペルで注意するポイントやコツがわかって、英単語が次第に楽に覚えられるようになってきます。

はじめは英単語のスペルは「ローマ字読み」(appleなら「アプレ」)のように覚えて構いません。teacherを「テアシヘル」先生は僕らのために手足をすり減らして教えてくれているんだなーと感動して覚えるのもOKです。

英単語ノートの作り方

 
ノートに「日本語訳 英単語 英単語 英単語~」具体的には「りんご apple apple apple~」のように書いて覚えていきます。

日本語訳を書くスペースを一定にして、右側の英単語を紙で隠せば後でチェックテストとして使えるようになります。もう完全に覚えた英単語には、日本語訳の左にでも暗記済みの印として「チェック」しましょう。

全然覚えていない英単語は、また何度も書き直します。英単語だけでなく英熟語や会話表現などもこの方法で覚えます。教科書に出てきた重要な英語表現はひたすら書いて覚えます。
中1の教科書に出てくる英語は全て丸暗記してよいぐらい超重要なものばかりです。
大変ですが頑張りましょう。

中学2年の英単語の覚え方

 
中2でも教科書の英文は丸暗記してしまうぐらい、書いて覚えてください。
今まで、ひたすら書くと言う方法で英単語を覚えてこなかった人は、中2でも英単語を覚えるコツがまだ分かっていません。
「中学1年の英単語の覚え方」と同様にひたすら書くことで英単語を覚えていきます。

ひたすら書くことで英単語を覚えるコツを習得した余裕のある中学2年生は、
教科書の巻末の英単語リストにある単語を単語集として覚えていきましょう。
効果バツグンです!

中学英語が苦手な人は、単に単語力不足の可能性が高いです。
つまり英語の成績を上げることで即効性があるのは英単語を覚えることです。
まずは教科書巻末の単語リストを覚えましょう。
今後の英語学習やテストで相当有利になります。

単語帳全般に共通する使い方としては、すでに覚えた単語と覚えていない単語を分けていくこと。

そして、1回で完璧に覚えることは無理だと覚悟して、ペンキを何度も塗るように、しつこく復習して覚えることです。

中学3年の英単語の覚え方(増補)

中3でも教科書の英文は丸暗記してしまうぐらい、書いて覚えてください。
今まで、ひたすら書くと言う方法で英単語を覚えてこなかった人は、「中学1・2年の英単語の覚え方」と同様にひたすら書くことで英単語を覚えていきます。

ひたすら書くという方法が身に付いた人は、TOCの中学基本単語850で総整理をしましょう。手元にない人は、少し使い勝手が悪いのですが、中3教科書巻末にある3年間の単語リストを利用して中学英単語の総整理をしましょう。重要な中学英単語はおよそ800語程度です。

まずは、英単語を見て日本語の意味を隠して、覚えているかどうかの確認をします。1回目は1単語1つの意味が出てくればOKです。

注意すべきは、1単語1秒で意味が出るようになるまで、ひたすら続ける点です。
意味が書かれている部分を隠すために、厚紙でシートを作っておくと便利です。指でもOKです。

はじめは例えば、about ~について abroad 外国に active 活発な というように1単語1つの意味というように、単語意味・単語意味と左右・左右と目を動かしていきますが、繰り返し1単語1秒の域に達する頃には、単語単語単語と一直線に単語列だけで確認できるようになっていきます。言い換えれば、その程度になるまで繰り返す必要があります。高速学習とはこの程度を言います。頭は非常に疲れます。頭がブドウ糖を要求するほどになります。

日本語の意味が言えるようになるまで、ひたすら繰り返します。1単語1秒になるまで、書く必要はありません。英単語はもちろん日本語の意味もです。高校でのセンター試験レベルまではこの方法で行きます。センターに書く要素はありません。2次試験で初めて必要になります。

高校受験の中3生では800語程度ですから、1単語1秒で言えるようになってから、次のステップに移ります。

今度は、逆に日本語の意味から英単語を再現します。意味英単語のスペリング・意味英単語のスペリングと続けていきます。頭の中で、英単語のスペルを思い浮かべます。イメージとして英単語を思い浮かべます。その後で、どうしてもスペルが浮かんでこない単語の書く練習が始まります。その時も、スペルをじっと見て1度頭の中でスペルを思い浮かべます。それから確認のつもりで1回書きます。その段階に至ってみれば、意外に少ないことに驚くことでしょう。

また、単語リストはABC順に並んでいるので、順番で覚えてしまうという人もいますが、それでいいのです。むしろ順番も記憶付のキッカケとなって頭に残ります。実際に長文問題の中で出合う時、1単語1秒のレベルに到達していれば、順番でないから意味が出てこないということはありません。

書く事は非常にエネルギーを使います。時間も数十倍かかります。集中も続きません。そして書いても書かなくても時間が経てば必ず忘れます。

中3生段階では、覚え方が変わってきます。ある程度英単語の構造が分かり、書き慣れてきた段階からは、意味が言えるかどうか、スペルのイメージが思い浮かべられるかどうかの確認に、繰り返しの回数・時間をかける必要があります。まずは1単語1秒での意味の再現です。それで合格です。イメージ思考の効果が抜群に発揮される場面です。

大まかな目安として、200語を1回目1時間、2回目30分、3回目15分、4回目7分、回を重ねるごとに半分の時間となっていきます。続けていく過程で200語200秒、つまり3分20秒に至ります。翌日は前日の復習に200秒、そして新たな200語の暗記と続けていきます。
寝る前の1時間は記憶に最適の時間です。この時間を大いに利用しましょう。
また生活の中での細切れの時間も利用しましょう。貯まれば大きな時間となります。

最終的には850語850秒つまり14分10秒、約15分で確認のチェックができます。


   英和辞典の使い方

英文中に分からない単語が出てきたら辞書を引いて覚えていきます。
英文中で覚えた単語は忘れにくく、単語を生きた形で覚えられるのがメリットです。

中学生が辞書をひくときに、よく誤った方法を取っているのを見かけます。
それは目的の単語を探すとき、辞書の文中の英単語を見ながら探していることです。

本来の辞書の引き方は、まずページの端に小さくそのページに収録されている始めと終わりの英単語が書かれているので、それに視点を合わせて目的のページにたどり着いてください。その後にはじめて文中の英単語に目線を当てます。その方が手速く目的の単語にたどり着くことができます。

その後、英単語の日本語訳を調べるだけでなく、英単語の意味の下に載っている例文で、
その英単語はどんな使い方をするのか確認しましょう。

最後に、調べた英単語と参考にしたその英単語の英文上での使い方の部分にチェックペンか何かでマークしておきます。

辞書を引くのに慣れていない人はアルファベットの語順の感覚が身に付いていないので苦労しますが、何百回と辞書を使っているうちに自然と覚えてくるものです。手早く引けるようになりましょう。

中学生の勉強法  「社会(・理科の2分野)の勉強法」

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「社会(・理科2分野)の勉強法」

 

「社会」は、“暗記”の要素が非常に強い科目です。歴史上の人物・事件、地理の地名・産業、公民(政治経済)の語句など…

大半が暗記事項です。クイズと同じです。ある事柄について、“知っているか、知らないか”を尋ねているだけです。グラフや統計表を見て答える問題でも、答える判断の下にあるのは知識です。つまり、知っていれば得点になり、 知らなければお終いです。

ということは――“考えて答える”問題ではないので、論理的な思考力や分析力・深い読解力・計算力などは、ほとんど要りません。問題文を正確に読める力と適切な言葉を書ける力があれば、あとは知識で決まります。

この知識をつける方法、つまり暗記の仕方で、世間では「社会の勉強法」がいろいろと書かれています。ノートを作る、重要部分にマーカーで線を引く、語呂合わせを作る、カードを作る、問題集を繰り返す、歴史人物の漫画をよむ、いろんな土地に旅行する、等々。それらには全て一理あります。自分に合う方法を取ればいいのですが、その根本のところの一番重要な覚え方、知識を頭にインプットする場面では、やはりイメージを使うのが最善です。

イメージ思考を小さい頃からやっていた子たちは、自然とイメージ再現をしていくので、暗記も得意となっていきます。自分で浮かべたイメージに知識を結びつけていくので、記憶も強固になります。さらに関連書物を読んでいたり、資料集で補強したり、実体験を重ねたりして、いわば記憶の引き出しや棚を多く持つほど、自分のイメージに引きつけて暗記することが容易になります。

イメージ思考をやっていなかった生徒でも、覚える語句と関連するイメージ、または浮かんでくるイメージとできるだけ結び付けて覚えていきましょう。

新聞等で広告されている「渡辺式記憶法」などの超記憶法も、頭・目・耳などの身体部分や自分の個人的な生活環境などにある具体物のイメージに無理やり結びつけて暗記する方法です。覚えるべき事項の内容とは無関係な、でも忘れるはずのない具体的なもの(イメージ)と結びつけてインプットし、イメージを想起すれば知識を思い起こすというアウトプットの練習を繰り返すだけです。

こんな超記憶法でもイメージと関連付けています。でも、自分の浮かんでくるイメージと結びつけて、いわば自分に引きつけて覚える方が強い記憶となるのは当然です。つまり、イメージ思考は記憶力の強化にも大変有効だということです。

そして、記憶の定着にはやはり、反復しかありません。もちろんイメージとリンクさせて。

やるべき対象・覚える時のイメージとの関連付け、この2つさえマスターしてしまえば、社会や理科の第二分野は簡単に成績を上げていけます。驚くほど得点はアップします。英語や数学のように時間をかけて、基礎から積み上げるものはありません。論理的に思考していく力も必要ありません。計算力も無用です。国語のように深くて速さも求められる高度な読解力も必要ありません。要するに暗記できればいいのです。ただ、暗記でさえイメージの効果は絶大だということです。

私たちが一番身につけるのが大変な「考える力」ではなく、試験前に、どう過ごしていたか、どのように暗記の「工夫」をしたかといった、「姿勢が採点されている」のです。日常学習、あるいは試験前に、何をどうすれば効率よく暗記できるか?この1点のみが、ポイントです!

何をどうするかという具体的な対策・方法は、ここに到底書ききれないので、教室で展開します。期待してください。驚くほど上がります。

中学生の勉強法 「英語の直しノートのつくり方」

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「英語の直しノートのつくり方」

作り方は、数学の直しノートと同じです。

ただ英語の場合は、半分に折った左側にまず通しで問題の番号を書き日本語を、そして右側日本語の英訳問題に対する答えを書くのです。

問題集をやっていて間違った箇所が出てくれば、それが文法事項であれば、左側に例えば「助動詞の後は何形?」と書き、右側に「原形」と書いたりするのです。

中学の1年2年と習う事項がだんだんと増えていくにつれて、習った範囲の穴を埋める感じで作っていきます。

中学3年や高校生になってくると、文法事項は網羅的に抑えておかなければならなくなってきますので、今までやってこなかった人には非常に大変なように思われるかもしれませんが、実際やってみると案外すんなりとマスターしていけます。中学や高校の受験生レベルの時期から始める人は、その人なりの最優先事項から白地図に色を塗るように、中3生ならTOCの新中学生問題集・高校生なら総合英語ForestやNextStageなどの網羅的な問題集の苦手な部分からつぶして、直しノートを作っていきます

かなり自由なメモ帳感覚で、単語も文法も例文も、数学と同じように左側に問題右側に解答、左側に日本語・日本文、右側に英単語・英訳、という感じで書いていきます。単語や文法や問題集やと分けるのではなく、直しノートとしてこの1冊という形で作っていきます。例の簡単・便利・効果的です。情報は集約するのです。

そして何回も見直して完全にマスターした事項については、番号に鉛筆で斜線を入れて消していきます。まだあやふやな所だけをさらに復習し、完全な英語力をつけていくのです。ただし、勉強初心者に要注意な点がここです。直しノートを作ることで満足してこの繰り返しを軽視することです。ここを徹底して繰り返さないと宝の持ち腐れです。直しノート作成までが3・見直しが7の割合です。何回も見直すのです。そして最後は、やはりパラパラ学習です。

単純な方法ですが、効果覿面(てきめん)です。

今まででこの方法を実践してきた子たちはほとんどが急激に実力をつけました。ある生徒は中2の4月で英検の準2級に合格しました。直しノートを作り続けた高校生たちももセンター試験で9割以上は確保しています。やるかやらないかの差です。

みんなにも必ず実行してほしいと思います。

例をつけておきますので参考にしてください。ノートのページ半分折です。

   ノートのページ左折り半分         ノートのページ右折り半分

(1)    助動詞の後は何形?

(2)    彼女はどうなるのだろう?

     ・・・

(3)    ~を最大限に利用する。

(4)    ~をばかにする

(5)    of+名詞は何詞?

(6)    a man of     letters

(7)    a matter of no  consequence

(8)    彼はちょっとした学者だ

(9)    私がそれを買ったのは,それが欲しかったからではなく、それが必要だとおもったからだ。

(1) 原形!

(2) What is to become of her?

☆このbe動詞┼toは運命を表す

(3) make the most of~

(4) make a fool of~

(5) 形容詞!

(6) 文学者

(7) 重要でない問題

(8) He is something of a scholar.

(9) I bought it not because I wanted it but because I thought it necessary

など、日本語(または問題)⇒英語(答え)中心にノートを作っていきます。

最初から完璧を目指すのではなく、まずは、やってみることです。やはり一番大事なのは、行動することです。

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(また生徒にノートを貸してもらいました。)

中学生の勉強法  「数学直しノートのつくり方」

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直しノートが生まれた理由   

直しノートは「間違った問題はまた間違える」という当然のことに対する防衛策から出たものです。学業不振に陥る最大の理由は、学習内容が定着していないのに先に進んでしまい、最終的には雪だるま式に分からないことが山積みにされてしまうということにあります。

この原因は、間違った問題はその場で復習するだけで、時間をおいて復習する機会をもたないところにあります。その結果、本当には定着していない学習内容が、何なのかが分からないようになってしまうのです。逆に考えると、定着していない学習内容が何なのかが分かるようにしておけば、いつでも対策がとれるということです。

そして、定着していない学習内容とは「一度間違った問題」にほかならないのですから、この「一度間違った問題」を集めておけばいいわけです。

この「一度間違った問題」ばかりを集めたものが「直しノート」です。つまり「直しノート」には定着していない学習内容が具体的な問題形式で全て入っている「個人別弱点補強問題集」となるのです。

「直しノート」の効用はたくさんありますが「簡単・便利・効果的」の三拍子が揃っているところが最大の魅力です。

切って貼るまたは見て写すの作業で作れるのですから、ハサミを使える年齢から作れる点で簡単です。

また、全教科で同じような学習方法がとれるので便利です。

さらに、自分の弱点だけが集まっている問題集となりますので、最も効果的な学習ができます。

「直しノート」は、小3までは準備期間で、小4から本番、中学・高校生で最大の効果を発揮します。ですから、低学年の時には「直しノート」に入れる問題は月に1題程度でも構いません。肝心なことは「間違った問題は必ずノートに貼るまたは写す」という習慣を付けることなのです。

数学の直しノートのつくり方

特に、数学は基本的な解法パターンをまず習得する必要があります。例えば、中1でいえば方程式での移項の仕方などには、一定の手順があり、その手順に従って式を積み重ねていく必要があります。習いたての時に、そこを省略して式を書かずに暗算で乗り切ろうとする子の大半は、つまづいていきます。

それでも、以降何回も類題に出会う過程でだんだんと習得していくというのが一般的です。2・3回で習得できる子から2・3ヶ月あるいは1年かかる子と大きく個人差が出てきます。

そこを効率よく、繰り返す対象を絞るという目的で直しノートを作っていきます。間違った問題だけです。ケアレスミスも含めて間違った問題・分からない問題を、切り取って貼るか、書き写します。

まず、ノートの各ページを立て半分に折り目をつけます。左半分のスペースに間違った問題を写します。そして右半分に解答に至る途中式と答えを書きます。ここを徹底してTOCの先生に質問して、説明してもらうのです。イメージ力を使った解法や、驚く裏技を披露してくれます。お宝です!

この左半分のページを折り返して問題だけのページを見て復習していきます。何回も何回も。エネルギーが要ります。でも、効果抜群です。

最後は、パラパラ学習です。パラパラ見返していくだけで、問題内容・問題の意図・切り込んで行く方法・途中の過程・最終的な結論、全てが瞬時によみがえってきます。

中学時代は、このノートを作らずに適当に乗り越えられた生徒でも、高校では違ってきます。量と難易度が3倍以上になるからです。

まずは、作ってみましょう。行動です。

↓(問題を写す)

・・・・右半分に↓( 途中式・答えを書く)

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(本山教室の生徒の直しノートを写させてもらいました)

計算ミスを無くすには

アサイド 投稿日: 更新日:

計算ミスの実態

 

計算ミスはなぜ起こるのでしょう。

同じように計算しているのに計算ミスをほとんどしない生徒と、しょっちゅう計算ミスをする生徒がいます。

計算ミスの多い生徒はそれだけで20点くらい点を落としています。普通の生徒でも10点ぐらいの点は落としています。

計算ミスは計算問題で起こるとは限りません。関数や図形領域でも計算ミスは起きています。

計算ミスさ!と軽く考える人が多いのですが、大変な点数差を起こしてしまいます。

これが入試で起これば合否を分けるくらいの差になります。

逆に考えると、計算ミスを無くせれば、簡単に成績を上げることができるわけです

まず、計算ミスを直して、とりあえず10点から20点成績を上げてしまいましょう。

 計算ミスのパターン

 計算ミスは大きく分けると次の4種類に大別できます。

 

①計算の途中で、意識が散漫になり+-の符号を付け忘れたり、数字を写し間違えたりする。

②計算の途中の式が乱雑だったり、

計算式の手順ミスを引き起こしやすいものだったりして間違える。

④計算のルールが徹底していなくて、なんとなく分かっている。なぜそういう計算ルールになるのか納得できていない。    (このパターンでは、計算ルールが分かっていないのではないかと思い、計算ルールを教えると知っていますと答えます。)

対応策

 これに対する対応策は以下のとおりです。

 

計算ミスの6割から7割は計算過程での+-の符号のミスです。これをなくすだけで計算ミスは大幅に減少します。

符号ミスを無くす一番簡単な方法は絶対値の計算(足し算・引き算や掛け算・割り算)をする前に必ず符号を書くようにすることです

数式の一番前の数字で+の場合は+を省略することになっていますが、その場合でも途中の式では+を書かせると、一番前の数字の-のつけ忘れがなくなると同時に、 符号に対する意識がついて、全体的に符号ミスが減ります。 これをしばらく続けていると、そのうちそうしなくても間違えなくなります。 もちろん答えには不必要な+はつけません

                                  具体例①(下を参照)

 

計算が乱雑な場合は、しっかりと途中式を書かせることです

この場合、横に=をつなげて書かず、必ず上から下に式を並べ、上の式を見ながら一つひとつ下の式を書いていくようにします。 横に並べていくと眼球の移動が大きくなり、見落としや写し間違いの原因となるからです。 これは習慣になるまで続けないと、またすぐに乱雑な式に戻ってしまいます。

                                   具体例②(下を参照)e8a888e7ae97e3839fe382b9e38292e784a1e3818fe38199e585b7e4bd93e4be8b11

計算の手順は計算ミスを無くす上で大切なところです。

人がミスを起こす時はどんな時でも同じですが、頭の中で二つ以上の思考が働いている時です。

計算の過程で起こるミスは、 符号を考えてそれを紙に書かずに次の絶対値の四則計算をしている間に-を忘れてしまうという場合が最も多いのです。符号ぐらいは覚えていると思ってしまうので符合のミスが最も多いのです。

四則計算の結果を書かないままに次の四則計算をするようなことをすると、ほとんど確実に計算ミスが起こります。

人は、四則計算など別のことを考えていると、記憶している力がほとんどなくなるのです。

 

 

大脳には短期記憶と長期記憶の二つの記憶回路がありますが、短期記憶回路では数秒しか記憶を保持できません。

短期記憶から長期記憶に情報を移し変えるには、記憶しようという意識が強く働く必要があります。

しかし、計算過程の一つひとつを記憶しようとすると、計算に大変時間がかかるので、

本能としての近道行動から、 計算過程ではそういう意思は働きません。

だから今考えたことをすぐに忘れてしまうのです。

 

符号をそれほど意識しなくてもミスを起こさない人は、計算スピードが速く、短期記憶回路の中で作業が済んでいるのです。

 

しかし、人の記憶はあいまいになるけど、紙に書いた文字は確実です。人間の記憶力は紙に書かれた文字にはかないません。したがって、考えた結果はすぐに書いて、それから次のことを考えるという過程を取ると、ミスは起こりません

 

 

以上のことから計算ミスを起こさない計算手順とは、同時に二つの思考を働かせる必要の無い手順ということになります。

カッコをはずすことと通分をいっぺんにやるような計算手順をとらず、計算式が上から下に一段下がるごとにひとつずつ作業をしていくような計算手順をとることです。

 

また同時に計算式がシンプルになるような手順をとることです。

TOCの先生が黒板に書く式がこの手順です。

特にはじめは、一行も省略せずにすべて真似してください。

                                 具体例③(下を参照)

 

 

計算ルールの理解が曖昧だというのは、純粋には計算ミスとは呼べないかもしれませんが、意外とこれが多いのです。

これが計算ミスと呼ばれるのは、知識としては計算ルールを覚えているのにうまく使いこなせていないからです。

人は十分納得していないことについてはミスを起こしやすいのです。

                                 具体例④(下を参照)e8a888e7ae97e3839fe382b9e38292e784a1e3818fe38199e585b7e4bd93e4be8b2

⑤以上いろいろと計算ミスが起こりやすい原因やその対処法について書いてきましたが、実は符号ミスも含めて計算ミスを起こしやすい所は限定されています

その計算ミスを起こしやすいところを把握して、そこを重点的に指導すれば計算ミスを確実に消していくことが出来ます。

                                    具体例⑤(下を参照)e8a888e7ae97e3839fe382b9e38292e784a1e3818fe38199e585b7e4bd93e4be8befbc91efbc92efbc93

計算ミスと集中力

 

 

計算ミスと集中力には密接な関係があります。ほとんど同じといっていいくらいです。

集中力のない生徒というのは、一つのことをやっていても頭の中でふっと別のことを考えてしまう生徒です。

別の思考がぽっ、ぽっと泡のように意識の底からうかんでくるのです。

この原因は、何らかのストレスですいつも気になることがあるのです。

それが、家庭での悩みだったり、友達関係の悩みだったり、時にはお菓子を食べたいという潜在的欲望だったり、遊びに行きたいという気持ちだったりします。お菓子を食べたいのに今食べられないというのも一つのストレスです。

今ここにいること、ここで勉強していることに満足していることが出来る生徒が、集中力があるのです集中力とは能力のことではなく、精神状態のことなのです。

その証拠に、勉強では集中できない子が漫画だったら何時間でも読み続けることが出来ます。

 

しかし、このストレスの状態が長く続けば、年齢とともに伸びていくはずの集中力の持続時間が伸びなくて、能力の差になっていきます

計算ミスを起こす生徒は、このストレスを抱えた生徒に多いのです。

ストレスを消してやることは、集中力を高め、成績を伸ばすための最も根本的な方法です。

 

 

ただし、集中力がある生徒でも計算ミスを起こすことがあります。それは特に、いわゆる頭のいい子に多いのですが、計算が簡単すぎてすぐ理解してしまい計算の練習量が少ないために、自分の計算手順が確立していない生徒です。

一人ひとりの生徒の計算手順をつぶさに見ていると、一人ひとり計算手順は微妙に違っています。つまり、計算手順はたくさんあるのです。

頭が良くて、計算ルールもしっかり理解しているのに計算ミスを起こすのは

計算するたびに計算手順が微妙に変わってしまうためミスを起こしやすいのです。

このような生徒でも計算ミスを起こす箇所は他の生徒とさほど変わりません。

この場合は計算の種類ごとに、計算手順を一つに統一することで計算ミスがなくなります。

 最後に最も大切なこと

 

 

計算ミスを起こす原因は子供によって異なります

どんな原因で計算ミスを起こしているのかを突き止めてその原因を取り除くように指導する必要があります。

教室ではできる限りのチェックをしていますが、毎回毎回計算ミスのチェックまでできません。

先生から受けたチェックと指導をしっかりと頭に入れて、以後取り組まなければ、また同じミスを犯します。

計算ミスさ!と軽く考えずに一度は真剣に取り組まなければ、いつまでも続きます。

 

 

さらに、ほとんどの先生が指導の過ちをしています。

計算ミスを犯したところをやり直させたり、計算の仕方を書いて教えている先生が多いのですが、それでは計算ミスはなくなりません。 なぜなら、計算の仕方を知っているのに間違うのが計算ミスなのですから、やり直したら、正解するに決まっています。

それで間違うのは計算ミスではなく、計算ルールを知らないのです。

計算ルールを教える時と計算ミスを無くす指導の仕方は全く別物なのです。

ほとんどの先生がこの過ちをしています。

 

 

もう一度はじめに戻って、その観点からTOCの対応策を見てください。

計算ミスを無くすには、生徒が書いた計算式をチェックさせて間違っているところを見つけ出させ、あるいは見つけてあげて、 自分がどんなところでどんなミスをする傾向があるかを自覚させることです。

その上で、なぜミスが起こっているのかを考え、ミスが起こらない計算手順を教えることです。

それをやらない限り、計算ミスはまた起こります。