月別: 12月 2020
かつおのたたきを作ってみた 家庭科 NO.7
近所の魚屋で珍しくハガツオが売っていた。目が透き通って新鮮だ。今日はこれをたたきにしてみよう。
昔々の小さな頃は新しいものが流通していなかったのかこれの煮つけが嫌いで、一口食べると食卓でオエッーとえずいてしまい、今は亡き母親によく叱られた。今ではそのカツオの煮つけも好物である。人間は変化していくものである。 いやほんと。 こんなことをしている私が居るし。
さて、まずは3枚におろす。うろこはないし身も柔らかくおろしやすい。骨も柔らかく、骨もあらも愛犬ジジにごちそうだ。
右下のガラスボウルにある内臓も結構量があるなと思っていると、胃袋になんとアジが3匹も入っていた。これで高級おつまみの酒盗を作ろう。レシピを見ると半溶解の内容物も含め塩をまぶして発酵させ、細かく切って調味料少々で出来上がりらしい。前回のタラの塩辛もうまかったなあ。酒盗つくりも後でやってみよう。
さあそれでは、藁はないので薪ストーブの残り香の中で、炙っていこう。
肉厚なのでしっかり焼き目をつけて香ばしい匂いが漂ってくるまで十分炙ろう。そしてすぐに氷水に放ってしめる。
たったこれだけ。後は厚めに切って、ニンニクと玉ねぎとネギ、の薬味をのせて盛り付ける。
簡単に出来上がってしまった。さあ、それでは召し上がれ。
断面をもっと写せばよかった。もう食べてしまったので残念。
味はというと、カツオとサワラの中間的な良いとこ取りの、柔らかく、といって肉厚なので香りと歯ごたえもよく、最上級の上品な味。とにかく旨い。商店には悪いが、自分で作ったほうが圧倒的にうまい。私は高知風に旨い塩と薬味で食べるのが好きだ。ご存じなかった方は一度お試しあれ。
おまけの酒盗。奥さんには見た目で評判が悪かったのだが、塩付けにしていたものを細かく切って酒・みりんを合わせて出来上がり。味見の段階で無性に日本酒が飲みたくなってしまった。これも酒のあてとしてとても美味い。
じゃあ、また。